「議論メシ」というコミュニティを知っているだろうか?
その名の通り、企業と個人の「議論」の場を設けたり、魅力的な「問い」をみんなで考えるコミュニティである。
この「議論メシ」が2024年1月から体制が変わり、イベント作成推進を前面に押し出した。
その変化を聞いて参加してみたが、何も知らずに参加するといろいろ落ち込みそうなポイントがたくさんあったのでまとめてみた。
大きく変わった点
主催の黒田さんではなく、コミュニティ参加者がイベント作成できるようになった。
大きな落とし穴 「初心者でも大丈夫」は大丈夫じゃない
イベント初心者でも大丈夫と謳われているが嘘だと思っていい。
正確には、「イベント作ったことある人が、うちのコミュニティで初めてでも大丈夫」だ。
初心者の壁
基本的にかなり経験がある人しか実行できない仕組みになっている。
初心者イベントサポートを何度もしたことがあるから断言できるが、これで「初心者OK」って言ったら詐欺だと思う。
イベント作成するための必要スキル
(このスキルを基本装備している人を標準としたマニュアルとなっている)
- 古参メンバーから支援してもらえるコミュ力(内容相談や集客支援など)
- キャンバ、Facebookや似たものを使ったことがあり新しい機能をすぐに使いこなす力
- 魅力的な問いを生む力
- 集客力
初心者挫折ポイント
- 「この人に相談していいよ」というリストがあるが、イベント内容を相談する相手ではなく、司会を頼めるリスト。
- マニュアルがキャンバで作成されており、ログインが必要。
キャンバを触ったことない人はまずびびって開けない。 - そもそもこのコミュニティはイベントを練習することを目的としていない。←致命的
例えば、イベント練習することを目的とするなら、
イベント作成に必要なスキルの講習会があったり、魅力的な問いを作る練習会があってイベント作成になると思うが、そもそもがそういう目的のコミュニティではない。
大きな落とし穴2 古参の違和感
ターゲットがぶれてきている。
「イベントを作ったことがない
=人生でイベントを作る必要がない人」
をターゲットとしてきたコミュニティで急にイベント作成をうながしている。
「なんでイベントやらないんだろうね」
という声をよく聞くが、もともとそういう人をターゲットにしていない集まりなんだから当然だと思う。
例えば、漫画を読むことが好きで、漫画の感想を言い合うコミュニティに入っていたのに、
「漫画雑誌を作ることにします。オリジナル漫画を一人一作品提出してください。」
って言われたら呆然とすると思う。
↑実際私がやった失敗
私は変化後に入ったから気にならないが、「イベント作成は正義」だと思ってしまいプレッシャーを感じたり、不快になったり、それ以前にちらっとお知らせを見ただけで理解できていない人も多いのではないか。
「イベントを作ったことがない
=人生でイベントを作る必要がない人」
なんだから、その不快な気持ちは当然だと思う。(怒っていいよ)
有効な対策
「文句を言うなら対策を示せ」を信条としているので、対策を示しておく。
素人考えなのでそこは考慮してもらえたらと思う。
まず、「初心者OK」の言葉をやめる。
「イベント経験者募集
誰かと共有してみたい魅力的な問いをイベントにしませんか」
に変える。
・誰かと話してみたいが、ずっと形にできない疑問がある。
・現状「○○」に困っていて、いろんな意見が聞きたい。
イベントにしませんか?
朝会や読書会を定期的に行っている人をターゲットにして集めれば安定するのでは?
まとめ
議論メシの「イベント初心者歓迎」は、
「イベント作ったことある人が、うちのコミュニティで初めてでも大丈夫」と言う意味
「イベント作成は正義」ではない。
やりたかったらやればいい。
けれど、「イベントをしない自分」を後ろめたく思わなくていい。
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